蔵改修工事
敷地面積:30 ㎡ / 延床面積:20 ㎡ / 場所:岐阜県各務原古市場
約100年前の蔵の改修工事
瓦の一部と全面壁改修工事、地盤補強工事も行いました。地盤補強工事は石積みが道に面しているため地震などでひ崩れないようにと、補強工事しました。
外壁も以前は木の板張りでしたが、傷んで割れたり捲れたりしていたため、丈夫なガルバニュウーム合板で張替えました。
板張りの蔵
昔は杉の板張のくらでした、10年に一度ぐらいの割合で、板の表面にタール等を塗っていましたが、メンテナンスに大変な事と、杉の板も割れたりして、所々ステンレスの板などがはめて有りました。
しかしながら全面的にだいぶ傷んでいましたので、板壁と漆喰壁の部分をガルバリウム鋼板ですべて張り直し、しました。
漆喰のめくれ
白壁の部分が捲れて落ちてきた、ために改修することになりました。
風通しの小窓
西側と東側に風通しの小窓が有りましたが、庇が無いために雨が降ると吹き込んでしまう為に、開けられず、また鳥も入ってくる状態でした。
壁の全面補修
白壁と板壁の部分全てガルバリウム鋼板に張り替えるための下地工事
土壁で全面おおわれているために板金が、張れるように全面下地工事をしました。
西側に小窓の上に庇を付けました。
以前なかった小窓の上に雨よけの庇を、付けました。
窓もサッシに替えて網戸も付けましたので、これで虫や鳥、雨も吹き込まない様になり、風通しもよくなりました。
昔ながらのおもむき。
蔵と言えば鎧壁、昔からのおもむきを、残しつつなおかつメンテナンスにあまり費用が掛からない様に直してあります。
全体の調和
昔からの形と、それに付属する建物との調和、全体が釣合う様に、蔵の前に物置小屋が有りましたが、蔵の延長に見えるように、同じデザインで、壁の仕上がりをしました。
入り口の壁の補修
庇の下の部分は、土壁のままでしたので、壁土がボロボロと落ちてきましたので、モルタルで補修しました。
昔のままのデザインで補修
壁全体をモルタルで補修しました。入り口のデザインはさのまま復元しました。
樋の架け替え
壁が新しく成り樋も掛け直しました。
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