明治時代の離れ復元工事
敷地面積:1500 ㎡ / 延床面積:36 ㎡ / 場所:岐阜県大垣市禾森
明治時代に建てられた離れ座敷、以前有った離れ座敷を成るべくそのまま復元しました。
工法は昔ながらの工法と、現代の地震に強い工法を組み合わせて作って有ります。
昔ながらの竹下地の土壁、材料は全て無垢材を使用して有ります。
離れの外観、漆喰壁に日本瓦
外観は下の方はGL鋼板で張り、上部は漆喰壁で仕上げて有ります。昔は板壁でしたが耐久性を良くするためにGL鋼板性にしました。
母屋と離れを繋ぐ渡り廊下
以前も渡り廊下は有りましたが廊下が斜めに有ったために滑りやすかったので今度は水平にして内部で緩やかな階段にして有ります。
座敷の床柱と違い棚
床柱には黒檀の床柱、床板には欅の一枚板、違い棚にも欅材を使用して有ります。
広縁の天井、桧の磨き丸太
座敷から広縁に出ると広縁は廻り廊下に成っていてそこの天井には桧の磨き丸太と磨き垂木、離れ座敷らしく落ち着いた雰囲気に成っています。
座敷と次の間との境の襖
最近では4枚襖絵がなかなかなく、お客様が気に入る襖絵を探すのに大変でした。
渡り廊下
母屋から離れに行くための渡り廊下、床材は全て桧、階段や腰板、桁や梁も全て桧造りとなっています。
離れ入り口の飾り窓
離れの入り口に明り取りの飾り棚と丸窓
丸窓の建具
山菱の柄で引き分け窓を作りました。以前は切る窓に竹の飾が付いていましたが、今回は障子に飾りを付けました。
離れ側から見た渡り廊下
離れから母屋に行くための渡り廊下、途中から中庭にでける様に扉が有り、その奥にはトイレも有ります。
岐阜市で古民家再生。 | 岐阜県神戸町 I邸 完成 |